[飛行機内]   :  

[飛行機内]   :  

[飛行機内]   : 旅客機内、貨物置き場にて

[飛行機内]   : ────これは、彼にとっては不幸であり

[飛行機内]   : 今人生を謳歌しているこの旅客機内の皆には幸運なのだろう

[飛行機内]   : ガタガタと、旅客機内に乱雑に詰め込まれた何かが揺れる

[飛行機内]   : ポフン!

[飛行機内]   : 煙を立てる
しかし、火災警報器は鳴らない

[飛行機内]   : 煙が晴れた先には…

[飛行機内]   :  

[飛行機内]   :  

[飛行機内] うちはマダラ : 男が1人、鎮座していた

[飛行機内] うちはマダラ :  

[飛行機内] うちはマダラ :  

[飛行機内] うちはマダラ : 誰がオレを口寄せしたのかは知らんが…

[飛行機内] うちはマダラ : 胸元を確認し、笑みを浮かべる

[飛行機内] うちはマダラ : 殆ど生身だ

[飛行機内] うちはマダラ : ────ならば、全盛期と同じ戦ができそうだ

[飛行機内] うちはマダラ : ここには強いチャクラも多く感じ取れる

[飛行機内] うちはマダラ : ────開戦

[飛行機内] うちはマダラ :  

[飛行機内] うちはマダラ :  

[飛行機内] うちはマダラ :  

[飛行機内] うちはマダラ : 鎧武者が、解き放たれた

[飛行機内] うちはマダラ : ガチャン

[飛行機内] うちはマダラ : ガチャンと、音を立てて歩く

[飛行機内] うちはマダラ : さて…

[飛行機内] うちはマダラ : オレを愉しませるヤツらは…どこだ?

[飛行機内] DIO :  

[飛行機内] DIO :  

[飛行機内] DIO : ふぅ…ここまで来れば撒けたでしょうか、ん?

[飛行機内] DIO : なんか知らない人がいますね…この島の管理者でしょうか?

[飛行機内] うちはマダラ : ────無言で佇む鎧武者の男一人

[飛行機内] DIO : 「すみません」

[飛行機内] DIO : 「私はこの島に連れてこられた者なのですが、この首輪が外せません」

[飛行機内] うちはマダラ : 「………」
目線だけを声の方角に向ける

[飛行機内] DIO : 「何かいい方法はないのでしょうか?」

[飛行機内] DIO : 「あっ、私ディオ・ブランドーと言います」

[飛行機内] うちはマダラ : 「……ほう」

[飛行機内] うちはマダラ : 今更ながら首輪に気が付く
尤も、この程度なら問題は無いない

[飛行機内] うちはマダラ : 精々飼い慣らされてやろう

[飛行機内] うちはマダラ : 「……うちは」

[飛行機内] うちはマダラ : 「うちはマダラだ」

[飛行機内] うちはマダラ : 圧倒的な威圧感を携え、そう答える

[飛行機内] DIO : 「うちはマダラさんですか…失礼ですが、お幾つでしょうか?」

[飛行機内] うちはマダラ : 「そうだな…確かオレが老衰で死んだのは」

[飛行機内] うちはマダラ : 「90かそこら…だったか」

[飛行機内] DIO : 「今はすごく若く見えますが…」

[飛行機内] うちはマダラ : 「……そう言う貴様は?」

[飛行機内] うちはマダラ : 「見た目こそ若いが」

[飛行機内] うちはマダラ : 「その魂…すでに何年経過している?」

[飛行機内] DIO : 「棺桶に眠っていた者で…どれくらいか覚えていませんね」

[飛行機内] うちはマダラ : 「さて……」

[飛行機内] うちはマダラ : 「オレもこの首輪を外す手段は知らん」

[飛行機内] DIO : 「そうでしたか……」

[飛行機内] うちはマダラ : 「一度首を取り外してから抜けばいいだろう」

[飛行機内] DIO : 「!名案ですね!」

[飛行機内] うちはマダラ : ヤケクソのようなセリフ
しかしながら、この男なら可能と見ての判断だ

[飛行機内] DIO : 「ちょっとやってみます」

[飛行機内] DIO : 「ううん?あれ?」

[飛行機内] DIO : 「なんか首と首の間に上手くハマっていて取れませんね…」

[飛行機内] うちはマダラ : 「ふむ……」

[飛行機内] うちはマダラ : 「他を当たるといい」

[飛行機内] DIO : 「そうですか…分かりました、ありがとうございます、マダラさん」

[飛行機内] うちはマダラ : 「本来の力を持つお前と闘えるのならそれに越したことはないが…今貴様にそのつもりもない以上疾くと往ね」

[飛行機内] うちはマダラ : そう言い、男は何処となく歩き始める

[飛行機内] DIO : 「では、また!そのうち会いましょう!」

[飛行機内] うちはマダラ : 「その時はな、愉しみにしておくぞ…ディオブランドー」

[飛行機内] DIO : 「えぇ!」

[飛行機内] うちはマダラ : そして、大きく跳躍

[飛行機内] うちはマダラ : 何処となく、消えて行った

[飛行機内] DIO : すごいなぁ…あれ真似出来ないかな

[飛行機内] DIO : あっ…ワールドの力を借りれば出来た…

[飛行機内] DIO : こうやればよかったのか…

[飛行機内] DIO : 他の皆とも合流しなきゃ…

[飛行機内] DIO : ……他の者との合流を目指し。道という道を走ってはいるが…中々合いませんね

[飛行機内] DIO : 何か…爆発でもしたのでしょうか?…

[飛行機内] DIO : 気になりますね…ですが…今は合流するのみです。

[飛行機内] DIO :  

[飛行機内] DIO :  

[飛行機内] DIO :